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Channel: 潜水依存症患者的見聞録
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きっかけは・・・

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フジテレビ!ではなく、映画「ジョーズ」なのだ。
何のきっかけかと言うと、僕がダイビングをやってみたいと思ったきっかけである。
確か小学校1年生位だったと思うのだが、親父に連れられ始めて映画館なる所へ行ったのだ。そこで観た映画が「ジョーズ」であった。息子に産まれて始めて観せる映画に「ジョーズ」を選んだ親父もどんなもんだかとは思うのだが・・・。
だがこれが人生の道を誤る(!?)きっかけを当時はまだ純真無垢で穢れも知らない7歳の僕に与えてしまったのは紛れも無い事実となってしまった。
一般的な「ジョーズ」のイメージと言えば、事実上非公式なレコードでさえも上回る大きさのホホジロザメが海水浴客を襲い、挙句の果てには50ftクラスのボートまでも沈めてしまうという、普通であれば海に足を付けるのさえ躊躇いを覚えさせるようなパニック映画である。(余談ではあるがこのお話し、アメリカのピーター・ベンチュリーという作家が書いた当時アメリカ国内でベストセラーを記録した程の小説を映画化した物なのだが、実は実話なのである。確か実話編の方も映画化されていると思ったので興味のある方は是非ご覧あれ。)確かに当時7歳の僕にとっては怖かった、物凄~く怖かった。のだが・・・この地球上で人間が1番強いのだという確信を早くも崩れさせてくれた。人間を食べてしまう魚が居るなんてとてもショックだったのだが、その反面何時か絶対にこの魚を自分の目で見てみたいと強く思ってしまったのだ。
それに加えて、あの映画で始めて人間が海の中でも呼吸することが出来るのだということも知ってしまった。そこで7歳の僕は「これだっ!!」と思ってしまったんですね~。一体何が「これだっ!!」と感じたのか未だに本人も解らないのだが、とにかく何時か僕もあの消火器みたいな物を背負って海に潜り、この大きな魚を見るんだーっ!!と頑なな決意と共にポテトチップスの残りを頬張りながら映画館を後にしていったことを覚えている。(しかしこの6年後には、消火器を背負って海に潜るという第一の目標をクリアすることになるとは夢にも思わなかった。)
始めて「ジョーズ」を見てから28年という月日が経過した今でも未だホホジロザメを見るという目標はクリアしていません。でも、あの映画のおかげで今の僕があるのだと思います。ダイビング、サメ、ボート、そして何より海というフィールドにすっかり魅せられてしまいました。
大好きな神子元の海で何百と群れるハンマーヘッドシャークを追いかけたり、ボートに乗ってアチコチへ出掛けたり出来るようになったのも「ジョーズ」のおかげです。
「ジョーズ」に感謝!スピルバーグよ、ありがとうっ!

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